• 中村政弘

愚かな人類~コロナで地球上が震撼  第二章

そのころはねと じいちゃんはケンの顔をみつめながら話しつづけた。

夏の果物や野菜やいろんなものが一年中食べることができたんだよ。

畑に大きなハウスをたくさん作り、燃料をどんどん焚いていろんなものが栽培されていた。

昔の田んぼは青一面のじゅうたんになり、稲穂が実ると黄金色のじゅうたんに変わるなど四季折々に美しく変化していたんだよ。

しかしそのころの畑は一年中白いハウスに覆われていたそうだ。

子ども達は一面に広がる白いハウスが田んぼと思っていたそうだ。

毎日1度の食事もできないケンにとっては信じがたいことであった。

なるほど。それで食べ物が大事にされず無駄に捨てられたことが分かった。

これが贅沢ということかとケンは昔の大人たちを恨んだ。

昔の人は「しょうみきげん」を過ぎたものを捨てるなどあれほど注意していたのに

コロナウイルスがやってくると肺炎を起こしてどんどん亡くなっていった。

そんな昔の大人たちを不思議に思った。

ねえじいちゃん、昔の人が食べ物を贅沢したからこんなことになったの?

いやそれだけではないよ。もっと大きな贅沢があったんだ。

じいちゃんはさらに続けた。

昔の人たちの贅沢は食べ物だけではなかったのだよ。

ええ!まだほかにも?

そうだよ!

必要以上にたくさんの物がつくられたんだ。

大量生産 大量消費というやつだ。

そしてた修理すればまだいいのにたくさんのものが捨てられていった。

「たいりょうせいさん、たいりょうしょうひ」。

ケンは聞いたこともない言葉であった。

じいちゃんそのこともっと詳しく教えてと身を乗り出している。

ずっと昔はね、品物や道具などは壊れても修理をして長く大切に使っていたのだよ。

イギリスのアラジンスト―ブは100年使っても壊れないと世界に誇っていた。

そのころは丈夫なものを作ることが技術者の自慢であり、誇りであった。

ところが世の中が変わってきた。

修理するより新しいものを作り古いものはどんどん捨てるようになったんだ。

これが大量生産大量消費というやつだよ。

食べ物の贅沢と一緒ではないか。まだ使えるのに捨ててしまう。

どうしてそんなことをするのかケンにはまたもや理解できないことであった。


♯新型コロナウィルス ♯復活の日

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